コードブルーなどドラマで救命救急センターが題材となることが多くあります。そのため、救命救急センターで働きたいと思う看護師も増えつつあるようです。
しかし、実際には体力・メンタルが強くないと長く働くことができない職場でもあります。
救命救急センター働く看護師は、動けない患者を移動させたりしなければいけないため、体力がないと厳しいかもしれません。ときには、心臓マッサージを続けて行うこともあります。搬送されてくる患者は重篤な場合が多いので、1秒でも早く処置室に移動させるために、常に急いで動かなければいけません。なかには、亡くなる患者に何度も立ち会うこともあり、メンタルが壊れてしまうこともあるでしょう。
また、高度な医療を提供するために休日はセミナーに出るなど、休む時間があまり確保できないことも知っておくべきことの一つです。休む時間がないと、心の整理もできないため、不眠や自律神経失調症など心身の不調が起きてしまう可能性があるでしょう。
体調を崩さないようにするために、自分の身体ケアにも気をつける必要があります。常に自分自身も患者と同じようにアセスメントするとよいでしょう。
例えば、血圧低下、便秘、睡眠時間の減少などが何故起きたのか、といった原因を突き止めて健康管理を行う方法です。原因を改善することで体調を崩すことが少なくなります。また、人が亡くなる場に立ち会うこともあるため、自身の体調だけではなく、心のケアも重要です。
救命救急センターの看護師は、自身自身の心身のケアをしっかりと行うことで、患者の看護にも役立てることができるでしょう。